白龍館

少し遅くなってしまいましたが、9日は一年ぶりの白龍館ライブでした。


数ヶ月前、大好きなマスターが亡くなり、その前に会いに行くことができず、後悔。。


個人的にマスター追悼の思いも込めた久しぶりの弾き語りライブとなりました。


OPにはベートーベンの「悲愴 第２楽章」から始まり、『Days』につなげて1ステージ目、計9曲。


2ステージ目は珍しくトークから始まり。皆さんからいただいた質問？メッセージにお答え…というよりはツッコミをするという、爆笑なスタート。


最近しほりやしほりとあすかを知って来て下さった方もいらしたそうで、

「こんなにおしゃべりな方とは思いませんでした！」

と。…確かに最近のしほりとあすかはダークな上にNO MCだったし（笑）他のアーティストさんに提供した楽曲も割とかっこいいとか、ミステリアス（笑）っていうイメージを持たれることが多いらしく、素のしほりのキャラは確かに違いすぎる…かも…。。


笑いあり、涙あり、というのがしほりライブであります。
（旧しほりとあすかは、さらにお笑い系でしたけど。）


そんな風に時に笑いありつつ、歌う曲やその時の空気で感じたことを、みなさんがじっくり耳と心を傾けてくださるのを感じなが歌ったり語ったりしました。


いろいろ失敗もあり、反省しきりなのですが、それ以上にたくさん想いを込めて歌ってきました。


アンコールをいただき、『マシュマロハート』を歌ったあと、最後に亡くなったマスターへの想いを込めてベートーベンの「月光 第3楽章」を弾きました。


ベートーベンを心底愛したマスター。

同じく小学生の頃、ベートーベン命！だった私にとって、この曲は一番大切な曲でした。


いじめや受験戦争でとても過酷だった日々の中で、唯一ピアノでベートーベンを弾くことがストレスの発散方法で、ベートーベンは絶対私と同じ気持ちだったんだ、と勝手に信じて毎日弾いて聴いて、救われていました。


そんな特別な思い入れと、ご縁のあるこの曲。


やはりずっと弾いていないとなかなか指が思うように動きませんが、マスターがいつも「技術じゃない、気持ちなんだ」と言ってくださったように、自分なりの気持ちで。


マスターが、いつものように目を細めて厨房から出てきて見守ってくれてるような気がしました。



白龍館と、そのマスターと、マスターが愛したベーゼンドルファーと出会えた運命に感謝いっぱいです。

マスター、天国で敬愛していたマエストロたちに会えて大好きな音楽を楽しんでらっしゃるといいなぁ。


そして、そんな個人的な想いもあったライブでしたが、雨の降る中足を運んでくださり、あたたかい笑顔と拍手をくださったみなさんにも心から感謝です！！



最近、思うようにアーティストができず、もどかしく、悩んでばかりだったのですが、みなさんにたくさんの勇気をいただきました。


前のように定期的にライブをすることが困難な状況ではありますが、ずっと歌い続けてゆきます。


その時のリアルで、その時の誠心誠意で、表現していきます。


至らぬこともあるかと思いますが、これからも応援していただけると嬉しいです！



では、またの機会に！



ちなみに、ライブではないのですが、あさって15日、MPJ（MUSIC☆PORT JAPAN）事務局にて開催されるトークショーにゲスト出演します。


「音楽家という職業」
というテーマで語ったり、皆さんからの質問にお答えする内容になります。


ミュージシャン、作家さんを目指す方におすすめ！

…になるよう、自分なりの経験からお話させていただきます♪


ではでは！