音楽の心臓

今日は某コーラスのレコでした。


前からお世話になってる方々とのお仕事でしたが、とてもあたたかくて楽しくて、そしてプロ意識が高くて感銘を受けます。


よいディレクターさんは耳だけじゃなく、心で聴いている。

見えないところまで見ている。

そんなふうに感じます。



音楽というのは家事と似ていて妥協しようと思えばいくらでもできる。

けど、本当にちゃんとしようと思ったら、キリがないくらい、いくらでもこだわれるわけです。


そのさじ加減、空気の読み取り方、限られた時間や人材など条件の中で何をチョイスし何を切り捨てるか。（音楽は、引き算も大切です。）


センスと、バランス感覚と、飛び抜けた人間性。


真心があるということが一番大切なエレメントだし、目には見えないけど「命＝心臓」なのだとあらためて思った。


最初に例えた家事も、結局は家族が心地好く幸せに生活できますように、っていう…やっぱり根本は愛だと思うし。



忙しすぎてパンクすることもあるし、仕方なく手が回らない時もある。大事な思いを忘れちゃうことだってあるけど、そういう本気で生きてる人のパッションに触れて、はたと思い出されたり。


繰り返しながら、音楽の核にあるべき人間性を、魂を、磨いていきたいと思うのです。


よき日でした。



ふとかけていただいた思いやりに、泣きそうになりました。


人の心って、なんでこんなにあたたかいんだろうね。



血の通った音楽を、発信し続けたいです。